文久元年から培われてきた金物の知識と技術力
相場商事株式会社は1861年（文久元年）に新潟県燕市杣木（そまぎ）で金物屋として創業しました。私で５代目、会社としては160年以上の歴史があります。幕末の創業時は金物卸売業、明治期には鉄鋼材料の取り扱いを始め、大正期には株式会社安来製鋼所（現：株式会社プロテリアル）の特約店となりヤスキハガネ刃物鋼の扱い、昭和初期には刃物工場を創設し、刃物製品の製造販売を行って参りました。
金物の知識を活かしつつ、特殊鋼へ技術を集約
1994年（平成6年）に現在地に特殊鋼センターを新築移転。金物の製造販売事業を縮小し、特殊鋼に業務をシフトしました。製造現場の課題を理解しつつ、製品の金型になる特殊鋼の提案ができるところに当社の知識と技術がいかされていると感じています。現在では鍛造金型材・高級刃物鋼（ヤスキハガネ刃物鋼）の在庫量が全国でも有数であり、最新技術の設備投資、系列会社、協力会社との連携した業務により、お客様の幅広いニーズに対応できる体制を整えております。
創業から変わらない姿勢
明治のころ私の曽祖父が「社員やお客様にはもちろんのこと、誰にでも接するときは親切で穏やかな振る舞いを大切にすること」と記した当時の就業規則があります。当社では新しいことにチャレンジすることはもちろんですが、仕事人の本質としては取引先、協力会社、地域に対する姿勢として謙虚であり、社会の発展に貢献できる様に努力を続けて参ります。
代表取締役社長 相場亮嗣
